こんにちは。
ゆずしおはまちです。
先日の伊豆旅行の際、海岸沿いを車で走っていた時のこと。
旦那さんの運転する車に揺られ、助手席で海を眺めていると、
ふと隣の車線を走る車が目に入って来ました。
昭和を思い出す白いレトロな車。
旧車の知識が全くないので何の車種なのかさっぱり分かりませんが…
最近ではほとんど見かけない、三角と四角を器用に組み合わせて作ったような、あちこち角張ったデザイン。
ちょうど、バックトゥーザ・フューチャーのデロリアンを思い出すようなシルエットのその車。
隣り合った時に見ると、運転しているのはおじいちゃん。
助手席と後部座席には孫と思しき小学生くらいの男の子が3人乗っていました。
その孫と思しき男の子達は1人はソフトクリーム、1人はポテトチップス、1人はジュース、と思い思いのものを頬張りながら楽しそうにみんなニコニコと笑っている。
その光景を見た瞬間、なんだか微笑ましく、胸の奥が暖かくなりました。
二桁のナンバーでとても古いけれど、衰えを感じさせないその走りは、きっと大切に愛情を持ってメンテナンスし続けてきたもの。
正に愛車と呼ぶに相応しいその大切な車内で、ソフトクリームとポテトチップスと言う私でも躊躇してしまいそうな組み合わせ(笑)
そんな事を気にも留めず、よく食べ、よく笑い、楽しそうに過ごすその車内の様子は、とても素敵でした。
なんか良いな。
きっと、あの男の子達がいつかおじいちゃんを想い出す時、あの車も一緒に想い出すんだろうな。
この青い空と青い海、ソフトクリームと一緒にこの白い車の事も想い出すのかもしれない。
なんだか素敵だな。
人と物の繋がりやイメージって自分が思っているより強いのかもしれない。
いつか誰かが私を思い出してくれるとき、傍にはどんな物があるのだろう。
それが素敵なモノであればいいな。
やっぱり一つのモノを長く大事に使う、それってすごく素敵なことで大切なことなんだな。
ゆっくりミニマリストを目指そうと思っていたけれど、身の回りのモノは厳選して大事なモノ、お気に入りのモノと早くスッキリ暮らそう!
そんなモノだけになれた時、私も少しあのおじいちゃんと車に近付けるかもしれない。
そう気持ちも新たに出来た、素敵な光景でした。
さあ、片付けを頑張ろう!